ASEANと中国、南シナ海「行動規範」へ文書作成に合意

[シンガポール 2日 ロイター] – 東南アジア諸国連合(ASEAN)と中国は、南シナ海における紛争の平和的解決のための「行動規範」策定に向け、外相会議で交渉の土台となる文書の取りまとめに合意した。

ASEANの一部加盟国と中国が南シナ海の島しょについて、ともに領有権を主張して対立していることから、紛争の激化を防ぐための協定を目指す話し合いが何年も続いている。

同会議を開催したシンガポールのバラクリシュナン外相は「行動規範作りにつながる新たな節目を発表できるのは喜ばしい」と述べ、今回の文書は交渉のたたき台として役立つとの見方を示した。

中国の王毅外相も、文書取りまとめを「朗報で、偉大な前進だ」とたたえた。

ただ行動規範の策定交渉を関係者の合意形成によって進めるやり方に関しては、最終決着までまだ長い時間がかかる上、中国が南シナ海で行っている人工島建設への監視姿勢が緩み、同国に有利に働くとの批判も出ている。

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