中国メディア、指導部集う「北戴河会議」開催を示唆

[北京 5日 ロイター] – 新華社は、中国共産党の陳希・中央組織部長が河北省の海辺の避暑地、北戴河で休暇中の政府専門職員を訪問したと報じた。習近平国家主席に委任されたとしている。

中国共産党は毎夏、指導部が北戴河に集まって人事や党の方針などを非公式に話し合う。会議の日程などは通常、公表されないが、陳氏による訪問に関する報道が、この北戴河会議が今年も始まったことを示唆した。

習主席と李克強首相は8月に入ってから、夕方のメインニュースで動静を伝えられていない。これは異例のことで、北戴河入りした可能性がある。

新華社電によると、陳・中央組織部長には胡春華副首相が同行した。陳氏は専門職員らに対し、「強い愛国心」を維持し、「中国の偉大な復興」の実現に貢献するよう呼び掛けた。

国務院(内閣に相当)新聞弁公室はファックスによるコメント要請にこれまでのところ応じていない。

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