米、戦略石油備蓄110万バレル放出へ イラン原油禁輸措置の実施控え

[ニューヨーク 20日 ロイター] – 米エネルギー省は20日、戦略石油備蓄(SPR)から110万バレル放出する方針を発表した。

米政府は各国に対し11月からイランからの石油輸入を停止するよう要請しており、世界の原油供給量は減少する見通し。今回の措置はそうした状況に備えた動きとみられる。

放出する石油の納期は10月1日から11月30日という。

原油トレーダーによると、SPRからの放出は、イラン原油禁輸措置の施行を控えたエネルギー価格の上昇を抑制するためにトランプ政権が措置を講じていることを示す思惑も透けて見えるという。

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