米上院議員、台湾支援の法案準備 断交の連鎖防ぐ

[ワシントン 23日 ロイター] – 米上院議員は、中米のエルサルバドルが台湾と断交し、中国と国交を樹立したことを受け、台湾との外交関係を断ち切り、中国との関係を強める国がさらに増えることを防ぐための法案を準備していると明らかにした。

エルサルバドルは21日、台湾との断交を発表した。台湾の蔡英文総統は、中南米歴訪を終えたばかりだった。蔡氏が2016年に就任して以降に台湾が外交関係を失った国はエルサルバドルが5カ国目。これで、台湾と外交関係を残す国は17カ国となった。

共和党のコリー・ガードナー上院議員はロイターに対して、台湾との外交関係維持することを支援する法案を数日以内に提出すると語った。

ガードナー議員は、台湾に不利となるような決定を防ぐため、外交関係や対外援助に関する変更を行う権限を国務省に与えると説明。「中国の弱いものいじめに対処するために用意されている様々な手段に新たな手段が加わる」とコメントした。

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