中国ライドシェアの滴滴出行、サービス一時中止 乗客殺害事件で

[北京 26日 ロイター] – 中国の配車サービス最大手、滴滴出行は26日、利用者の女性が運転手に殺害された事件を受け、相乗りサービス「順風車(ヒッチ)」の提供を一時中止すると発表した。

中国東部の温州市の警察によると、24日の午後、ヒッチサービスを利用した女性客が運転手に性的暴力を受けた後に殺害された。運転手の身柄は拘束されている。

滴滴出行によると、容疑者に犯罪歴はないが、前日に別の乗客から苦情が出ていた。

滴滴出行は、今回の事件は、乗客の苦情に迅速に対応できないなど、顧客サービスに多くの問題があることを示していると発表。ビジネスモデルを見直す方針を示した。

警察と交通運輸省は、滴滴出行には逃れることができない責任があるとし、業務基盤を徹底的に改善し、顧客の安全を確保するよう求めた。

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