ロヒンギャへの「民族浄化」、米は今後も責任追及=国務長官

[26日 ロイター] – ポンペオ米国務長官は25日、ミャンマーにおけるロヒンギャ族に対する行為は「忌まわしい民族浄化」だとし、関与した者たちの責任を今後も追及していくと述べた。

この発言は、ミャンマー西部ラカイン州で衝突が発生し、ロヒンギャ族70万人以上が隣国バングラデシュに逃れる端緒となった事件から1周年となったのに合わせたもの。

同長官はツイッターで、「1年前、過激派による攻撃に対し、(ミャンマー)治安部隊がロヒンギャへの忌まわしい民族浄化で報復した。米国は引き続き、関与した者の責任を追及していく。軍は(ミャンマーの)民主主義のため、人権を尊重しなければならない」と投稿した。

ミャンマー政府は残虐行為があったとする難民らの訴えを否定し、治安部隊はラカイン州のイスラム過激派を合法的に鎮圧したと主張している。

バングラデシュに逃れたロヒンギャ難民は25日、デモと祈りの集いで1周年を記念。南部のキャンプでは難民数千人がスローガンを唱えるなどしながら行進した。多くは黒いリボンを身に着けた。

一方、ラカイン州の仏教徒やヒンドゥー教徒らは、衝突の端緒となったロヒンギャ過激派による襲撃で殺害された人々を追悼する式典を開くとしている。

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