米、パキスタン支援停止 武装勢力対策が不十分と判断

[ワシントン 1日 ロイター] – 米国防総省は、パキスタンの武装勢力への対策が十分でないとし、同国に対する支援3億ドルを打ち切ると最終決定した。今後米国とパキスタンの関係がさらに悪化するとみられる。

今回打ち切りが決まった「連合支援資金」は、年初にトランプ米大統領が凍結を表明したパキスタンへの支援の一部。トランプ氏は、パキスタンが、隣国アフガニスタンの武装勢力の隠れ場所になっていると批判し、支援停止を表明していた。

ただ、パキスタンの今後の対応次第では、再開する方針も示していた。

米高官によると、マティス国防長官は、パキスタンが武装勢力に対して断固たる行動を取れば、3億ドルの「連合支援資金」を再開する方針を示していたが、今回打ち切りを決定した。

ポンペオ米国務長官は、ダンフォード統合参謀本部議長と共に5日にイスラマバードを訪問する予定。マティス国防長官によると、武装勢力への対応を主に協議する。

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