トランプ米大統領、「政府機関閉鎖の用意ある」 前日の発言翻す

[ワシントン 5日 ロイター] – トランプ米大統領は5日、国境の安全保障問題を巡って自国政府機関を閉鎖する用意があると表明し、閉鎖を望まないとした前日の主張を翻す発言を行った。

大統領はこの日、ホワイトハウスで連邦議会の共和党のリーダーらと会談。新たな予算案での合意期限を9月30日から延長する件を含め、今後数カ月の立法議案について話し合った際にこの発言をした。

大統領は、議会は政府機関への資金手当てにおいて「とてつもなく大きな進展」をしていると述べる一方、国境警備へ資金を手当てする約束を果たしたいと話した。大統領はこれまで再三にわたり、議会がメキシコ国境の壁建設のための十分な費用を盛り込まなければ、予算関連の法案に署名しないと警告していた。

大統領は5日もこの主張を繰り返し、記者団からの政府閉鎖の可能性に関する質問に対し「起きる時は起きる。(問題が)国境の安全保障に関するものなら、何でもしたい。国境を守る必要がある」と述べた。

ただ、大統領は4日付け「デーリー・コーラー」紙で「閉鎖という考えは好きではない」「現在、私自身も、他の皆も、国が閉鎖されるとは考えていない」とコメント。共和党議員らはこの発言を歓迎し、中間選挙を11月6日に控えて「大げさな騒ぎ」は望まない意向を示唆していた。

*内容を追加します。

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