トランプ米大統領、司法省に調査要請 政権批判のNYT論説巡り

[米大統領専用機上 7日 ロイター] – トランプ米大統領は7日、米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が掲載したトランプ政権高官による「政権内の抵抗勢力」を巡る匿名の論説文について、NYTを調査するよう司法省に要請したことを明らかにした。

NYTに対し何らかの措置を講じることを検討しているとしたが、詳細には踏み込まなかった。

トランプ大統領は記者団に対し「どうなるか状況を見守ろう。どうするか見極めているところだ」とし、セッションズ司法長官が「執筆者が誰なのか調査すべきだ。国家安全保障に関わると確信している」と語った。

司法省の報道官は、調査を巡り肯定も否定もしないと応じた。

NYTは声明を発表し、司法省が「あからさまに政府の権力を乱用することはない」とし、「トランプ大統領の脅しは、われわれが寄稿者の身元を守るべき理由を明確に示し、米国の民主主義に自由で独立した報道が重要であることを再確認するものとなった」とした。

トランプ大統領のコメントを受け、NYT<NYT.N>の株価は一時下落したものの、0.3%高で取引を終えた。

*内容を追加して再送します。

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