トランプ氏、米最高裁判事候補への告発は民主党の「ゲーム」と批判

[ワシントン 25日 ロイター] – トランプ米大統領は25日、自身が連邦最高裁判所の判事候補に指名したブレット・カバノー氏の性的暴行疑惑について、「民主党による出任せのゲーム」だと批判した。

過去にカバノー氏から性的暴行を受けたと主張しているカリフォルニア州の大学教授クリスティン・ブレイジー・フォード氏の告発について、トランプ大統領は「誰も聞いたことがない」36年前のことだと述べた。2件目の告発をしたデボラ・ラミレス氏についても主張の信頼性に疑問を呈し、こうした告発のためにカバノー氏の就任を阻止するのは「民主党による出任せのゲーム」だと述べた。

一方、上院司法委員会は27日に開く公聴会でフォード教授に質問を行う人物として「性的犯罪を専門」とする女性弁護士を起用したことを明らかにした。通常は上院議員が質問を行うことから、外部弁護士の起用は異例のケースとなる。

委員会の民主党メンバーはこれについて、フォード氏を威圧する一方で有権者からの批判を回避しようとしていると反発している。

司法委員会はカバノー氏の承認採決を米東部時間28日午前9時30分(日本時間午後10時30分)に行うことも発表した。

複数の共和党の有力上院議員は、上院本会議での採決は早ければ10月2日にも行われる可能性があると述べた。

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