米欧の対イラン政策に溝、最終的に米の強硬姿勢が奏功=UAE高官

[国連 25日 ロイター] – アラブ首長国連邦(UAE)のガルガシュ外務担当国務相は25日、欧州主要国はイランとの取引を継続することで同国に希望を与えているが、最終的には米国の強硬姿勢が奏功するとの見方を示した。

UAEやサウジアラビア、バーレーンは、トランプ米大統領が5月に2015年イラン核合意からの離脱を決めたことに対し直ちに支持を表明した経緯がある。

ガルガシュ氏は国連総会の合間にロイターに対し、核合意の締結国である英仏独と、離脱した米国との間の隔たりに懸念を示し、溝を早期に埋めることが望ましいと述べた。いずれの国もイランの核活動やミサイル開発を制限し、中東地域における影響力を抑制する必要があることでは一致している。

ガルガシュ氏は、イランが米国のアプローチと欧州の政策の間に亀裂を生もうとしている可能性があるとの見方も示した。

核合意の存続を目指す英仏独と中国、ロシアは24日、イランとの貿易継続に向けて特別な決済の枠組みを作ることで合意した。

ガルガシュ氏は「残念ながら、アプローチを巡る現在の隔たりは有益ではなく、イランに一種の生命線と、同国に対して誰もが抱いている様々な懸念をかわすことができるとの希望を提供している」と述べた。

その上で、イランに圧力を掛けるトランプ大統領の政策が成果を生み、イランは1年以内にも交渉に応じる可能性があるとの見方を示した。

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