中国、米国との安保協議を中止=米高官

[ワシントン 30日 ロイター] – 米政府高官は30日、中国が10月に予定されていたマティス米国防長官との安全保障に関する協議を中止したと明らかにした。新たな日程については不明としている。

協議中止については米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が最初に報じた。

中国政策に関わっている同高官は、軍装備の販売や南シナ海の活動などの問題を巡る米中の対立が中止の理由かどうかは明らかではないと述べた。米中両国間では貿易戦争も激化している。

同高官は「緊張感の高まりは、双方にとって危険を意味する可能性がある」と語った。

米国務省はコメントを差し控えた。ホワイトハウスと米国防総省の当局者らはコメントの求めに応じていない。中国の外務、国防両省もコメントの要請に応じていない。

北京で勤務する2人の関係筋は前週、米中間の緊張の高まりを受けて、2国の外交・安全保障対話の開催が見送られる可能性があると明らかにしていた。

中国の王毅外相は28日、対米摩擦について「パニックに陥る要因ではない」との認識を示していた。

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