ポンペオ米国務長官、正恩氏と会談 首脳会談の早期開催で一致

[ソウル 7日 ロイター] – ポンペオ米国務長官は7日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と平壌で会談し、2度目の米朝首脳会談の「できるだけ早期」の開催に向けて準備を進めることで一致した。また、非核化に向けた北朝鮮の取り組みを米国が監視する可能性について話し合った。韓国大統領府が7日、明らかにした。

ポンペオ長官は今回の訪朝について、非核化に向けて「さらに一歩」進んだとの見方を示し、金委員長と「良好で生産的な会話ができた」と評価した。一方で、さらに取り組みが必要と慎重な姿勢も見せた。

ポンペオ長官は金委員長との会談後、韓国の文在寅大統領とソウルで会談した。韓国大統領府によると、ポンペオ長官は金委員長と非核化に向けて北朝鮮が取るべき措置や、米政府によるそうした取り組みの監視に関する問題、見返りとして米国が講じる措置などを協議したと報告した。

米国務省のナウアート報道官は、金委員長が北朝鮮北東部の豊渓里にある核実験場が不可逆的に廃棄されたことを確認するための査察官を招待したと明らかにした。詳細には踏み込まなかった。

韓国大統領報道官によると、ポンペオ長官と金委員長は2度目の米朝首脳会談をできるだけ早期に開催することで一致し、首脳会談や非核化のプロセスについて話し合う作業グループを「早期」に設置することで合意した。

米国務省は、ポンペオ長官と金委員長が首脳会談の開催場所と日程について選択肢を絞ったとしたが、具体的な言及はなかった。

トランプ大統領は7日、「ポンペオ長官は金委員長と良い会談を行った。シンガポールの首脳会談での合意に進展があった!金委員長と近い将来に再会するのを楽しみにしている」とツイッターに投稿した。

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