米FRB、サウジ記者失踪を注視 石油市場に影響も=アトランタ連銀総裁

[メーコン(米ジョージア州) 19日 ロイター] – 米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は19日、サウジアラビアの反政府記者ジャマル・カショギ氏失踪を巡りサウジへの制裁の可能性が浮上していることを受け、石油市場に何らかの影響が及ぶか注視していると語った。

米経済見通しを巡るリスクについて質問を受けたボスティック総裁は、地政学リスク全般とし、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)交渉やサウジの動向に言及。「カショギ氏失踪が(対サウジ)制裁につながり、原油市場に何らかの影響が及ぶかどうかが問題だ」とした上で、「何が起こるかは分からないが、われわれは経済状況やこれら問題の進展をできる限り注視していく」と述べた。

またボスニック総裁は、堅調な米経済へのリスクはほとんど見られないとし、「どこまでこの状態が続くのか。私のこれまでのやり取りからすると、先行きに大きな不安は存在しないという答えが示されている」と話した。

*内容を更新しました。

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