カナダ、記者殺害巡りサウジとの武器取引を凍結する用意=首相

[オタワ 22日 ロイター] – サウジアラビア人記者ジャマル・カショギ氏の殺害を巡りサウジ政府への処罰を求める圧力が強まる中、カナダのトルドー首相は22日、武器の悪用があったとの結論に至った場合にはサウジとの大型武器取引を凍結する用意があると述べた。

この発言により、2014年に米防衛大手ゼネラル・ダイナミクス<GD.N>のカナダ部門がサウジと結んだ総額130億ドルの軽装甲機動車供給契約が凍結される可能性がある。

首相は議会で「われわれはカナダの輸出品が人権を十分に尊重する方法で用いられることを強く求め、期待している」と発言。「われわれは以前、サウジによる(輸出品)悪用の可能性に関する懸念が生じた際に輸出許可を凍結した。再びそうすることもためらわない」と述べた。

首相は22日、サウジを巡る問題を話し合うため、閣僚と政府当局者による臨時会議を招集した。

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