サウジとバーレーン、イラン革命防衛隊をテロ関与リストに追加

[ドバイ 23日 ロイター] – サウジアラビアは23日、同国とバーレーンがイラン革命防衛隊とその精鋭組織「コッズ部隊」の司令官ら幹部をテロに関与した疑いがある組織や人物のリストに追加したと明らかにした。

イランはこの措置について直ちに反発し、「サウジアラビア人記者ジャマル・カショギ氏の殺害を巡る世界や地域の目をそらす」意図があると指摘した。

国営のサウジ通信(SPA)が伝えた当局の声明によると、コッズ部隊のガーセム・ソレイマーニー司令官を含む幹部3人がリストに追加された。

これら3人は米財務省が2011年に当時駐米サウジ大使だったアデル・ジュベイル氏の暗殺計画に関与したとして、制裁を科した人物。イランは当時、関与を否定し、米国に謝罪を求めていた。

イランのメフル通信によると、革命防衛隊の幹部は「サウジは容易に抜け出せない苦境に陥っている」と指摘。「サウジ指導部は、トルコのサウジ領事館でのカショギ氏殺害から世界や地域の目をそらそうとしている。この犯罪は容易に、またこのような方法で拭い去ることはできない」と語った。

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