日印2プラス2設置 安全保障と経済の連携強化

10月29日、安倍首相は訪日中のインド・モディ首相との首脳会談で、自由で開かれたインド太平洋戦略の推進のため、日印外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)の設置やアジア諸国におけるインフラ整備計画に合意した。また、日本の新幹線方式を採用した高速鉄道整備事業などを含む、総額3165億円の円借款供与も発表した。

安倍首相は、中国共産党政府が主導する一帯一路構想の代替案とも言われる、自由で開かれたインド太平洋戦略実現に向けて「日印の特別戦略的グローバル・パートナーシップを推進する」と強調した。モディ首相は日印2プラス2の役割について「世界に平和、安定性を強調するため」と表現した。

インド英字紙タイムズ・オブ・インディアによると、両国はバングラデシュでは道路と橋梁(きょうりょう)、スリランカは液化天然ガス(LNG)基地、ミャンマーでは日印合弁会社による住宅建設計画を共有する。ほかにも、保健・医療分野での協力、デジタル分野の起業促進について協議された。

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