対北朝鮮支援、国連承認手続き進まず 米政府の検討要請で=文書

[国連 8日 ロイター] – 人道支援組織が申請した複数の対北朝鮮物資支援を巡り、国連の手続きが数カ月間にわたって宙に浮いたままとなっている。米国が再三、検討期間の延長を求めたためだ。ロイターが8日、入手した文書で分かった。

国連安保理は同日、ロシアの要請を受けて非公開で対北朝鮮制裁について話し合う予定だ。一部外交筋は、人道的な特例問題が提起されるとみている。

制裁の下、支援団体が北朝鮮に人道的な救援物資を送るため、例外適用を申請できるとされている。要請は安保理北朝鮮制裁委員会に行われる。

だが委員会の文書によると、米国に拠点を置く慈善団体や国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)などが8月と9月に行った申請について、米政府がさらなる検討時間を求めたため、依然として承認されていないという。

関連記事
中国共産党はWHOを代理人とし、米国に対する「ハサミ戦略」を始めるだろう。新たに進められているパンデミック条約がその引き金となる。
韓国最大の太陽光発電メーカーであるハンファ・ソリューションズ傘下のQcellsは中国江蘇省啓東市にある工場を6月30日に永久閉鎖する。
中国共産党の国家安全部が主導する研究機関は、AI技術とビッグデータを利用してカナダの華人議員の個人情報を密かに収集している。
米イエレン財務長官の最近の訪中は、新たな貿易戦争の予兆であるとする見方がある。イエレン氏は中国当局に対し、ダン […]
全世界の軍事費支出が9年連続で増加し、過去最高値を再び更新したことが明らかになった。スウェーデンに本部を置くシンクタンク「ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)」が22日(現地時間)に公開した報告書によると、昨年の全世界の軍事費支出規模は約2兆4400億ドル(約772兆円)に達すると集計された。