中国のウイグル族弾圧巡り制裁検討を、米議員が法案提出へ

[ワシントン 13日 ロイター] – 中国政府が新疆ウイグル自治区で少数民族ウイグル族などのイスラム教徒を弾圧していることへの米政権の対応強化を求め、米議員らは14日に法案を提出する。同自治区の共産党トップや人権侵害が問われる他の幹部に制裁が科される可能性もある。ロイターが入手した法案のコピーで明らかになった。

法案は、同地域での中国の行動を非難するよう、トランプ大統領に求めるほか、この問題に関する米政策の「特別調整官」新設や、中国が少数民族の監視や拘束に利用する可能性のある米国の技術の禁輸検討を要請する。

法案はまた、新疆ウイグル自治区の陳全国・共産党委員会書記や、弾圧に対し「確実に責任があるとみられる」他の幹部への制裁の検討も求めている。

同法案は、共和党のクリス・スミス下院議員、マルコ・ルビオ上院議員、民主党のボブ・メネンデス上院議員が策定。上下両院に提出される。

ルビオ氏は声明で、一部の中国当局者は「人道犯罪の可能性」への責任を負っていると指摘した。

ホワイトハウスと在ワシントン中国大使館は法案に関してコメントを求めた取材に現時点で応じていない。

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