外国人受け入れ最大34万人、14業種2ルートで試算=官房長官

[東京 14日 ロイター] – 菅義偉官房長官は14日午後の記者会見で、同日法務省が入管法改正による外国人受け入れ拡大により最大34万5000人との受け入れ試算を公表した経緯について、法務省が14業種について「技能実習修了者からの受け入れと(法改正で新設される)試験合格者からの受け入れの2つのルートに分けて推計した」と説明した。

その上で「人手不足が深刻化するなかで一定の専門性を持った即戦力となる外国人材を受け入れるため、関係省庁がしっかりと法案を説明し、審議の上、今国会で成立を期したい」と強調した。

14日公表された7━9月期の国内総生産(GDP)が2四半期ぶりのマイナスに転じた理由については「自然災害により一時的に個人消費が押し下げられ輸出がマイナスになったことが大きく影響しており、景気が緩やかに回復している認識に変わりない」と解説。「引き続きあらゆる政策を総動員することによって経済の好循環を実現したい」とした。

▶ 続きを読む
関連記事
香港紙、りんご日報の創業者、黎智英(ジミー・ライ)氏が国安全法違反などの罪に問われた裁判で、香港の裁判所は12月15日、同氏に有罪判決を下した。量刑は後日、言い渡される
オーストラリア・シドニーのボンダイビーチで14日、大規模な銃撃事件が発生し、16人が死亡、40人が負傷した。この事件で、市民の男性が銃撃犯から銃を奪い、さらなる被害を防いだとして注目を集めている。
官房長官は、シドニー郊外銃撃事件をテロ行為として断固非難。現時点で邦人被害の情報はなく、政府は年末年始の欧米等でのテロ等に関する注意喚起を継続し、邦人の安全確保に万全を期す方針を示した
米ニューヨークを拠点とする神韻芸術団は、2026年の世界巡回ツアーの開幕を間近に控えている。「仁義礼智信」などの価値観を重んじた共産主義以前の中国の古典文化を再現する神韻に、各国の著名人や政治家、芸術家などから絶賛の声が相次ぎ上がっている。
豪州で12月14日夜、ユダヤ教の祭り「ハヌカ」を祝うイベントを狙った銃撃事件が発生し、少なくとも16人が死亡した。警察は事件をテロ行為と認定し、父子とみられる銃撃犯2人が関与した可能性があるとして捜査を進めている。