米大統領、NAFTA離脱を近く議会に通知へ

[大統領専用機上 1日 ロイター] – トランプ米大統領は1日、近い将来に北米自由貿易協定(NAFTA)からの離脱を米議会に通知する方針を示した。通知後6カ月以内に新協定を批准するよう議会に求めた格好。

米国、カナダ、メキシコの首脳は11月30日、新協定「米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」に署名した。

トランプ氏はアルゼンチンから帰国する途上、大統領専用機内で「近く正式にNAFTAを離脱する」と発言。「議会のせいで合意が成立しなかった場合、議会は(新協定か、NAFTAが発効した1994年より前の貿易ルールに戻るかの)選択を迫られる」と述べた。

同氏は、NAFTA発効前の貿易ルールは「非常に良く機能する」とも発言した。

NAFTAは6カ月前の通知で加盟国が正式に離脱できる仕組みとなっている。

先の中間選挙で下院を奪還した民主党は、新協定に懐疑的な見方を示している。

下院議長に就任するとみられている民主党のナンシー・ペロシ氏は30日、新協定について「現在も作業が続いている」協定であり、労働者や環境の保護が欠けていると指摘。メキシコで賃金・労働環境に関する法案がまだ成立しておらず「イエス・ノーを言えるような段階ではない」と述べた。

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