EU加盟国の外相、英議会の離脱協定案可決を期待

[ブリュッセル 10日 ロイター] – 欧州連合(EU)加盟国の外相は10日、EUとメイ英首相が合意した離脱協定案について、英議会が可決することを期待すると述べた。ブリュッセルでは同日、EU外相会合が開かれる。

スペインのボレル外相は会合に出席する際に記者団に対し、「これが可能な限りベストな案だ。この案を承認することは良いことだが、当然ながら英議会が決定することだ」と述べた。

ドイツのマース外相は「ロンドンで今週良い決定がなされることを期待する」と語った。

ベルギーのレインデルス外相は、EUは同案を進める準備が整っているとした上で、「われわれは合意なき離脱にも何とか対応していく」と付け加えた。

一方、欧州司法裁判所(ECJ)は10日、英国にはEU離脱の決定を一方的に撤回できる権利があるとの判断を示した。[nL3N1YF2VW]

英議会は11日にメイ首相の離脱協定案を採決する。首相の離脱案には反対の声が多く、離脱案は否決されるとの見方が多い。

関連記事
全世界の若者から絶大な人気を博しているショートビデオ共有アプリTikTok。しかしアメリカでは最近、バイデン大統領がTikTokに関する新法に署名した。
中国共産党はWHOを代理人とし、米国に対する「ハサミ戦略」を始めるだろう。新たに進められているパンデミック条約がその引き金となる。
韓国最大の太陽光発電メーカーであるハンファ・ソリューションズ傘下のQcellsは中国江蘇省啓東市にある工場を6月30日に永久閉鎖する。
中国共産党の国家安全部が主導する研究機関は、AI技術とビッグデータを利用してカナダの華人議員の個人情報を密かに収集している。
米イエレン財務長官の最近の訪中は、新たな貿易戦争の予兆であるとする見方がある。イエレン氏は中国当局に対し、ダン […]