米大統領首席補佐官の後任人事、クシュナー氏起用案も=関係筋

[ワシントン 13日 ロイター] – 近く退任するケリー米大統領首席補佐官の後任人事を巡り、トランプ大統領の娘婿であるクシュナー上級顧問の起用を求める声が一部の側近から上がっている。関係筋が13日明らかにした。

ただ関係筋の1人によると、クシュナー氏は現時点で就任に前向きではないという。

トランプ大統領は13日、ケリー氏の後任に5人の候補を検討していると述べた。

関係筋によると、ここ数日間に「多くの関係者」がクシュナー氏の起用を大統領に提案した。同氏は大統領に近いほか、新北米貿易協定の交渉に寄与するなど多くの実績があるとの考えが背景にあるという。

ホワイトハウスのサンダース報道官は「クシュナー氏が検討されているとは認識していない」とした上で、「どのポストに抜擢されても同氏は素晴らしい役割を果たすと誰もが認めるだろう」と述べた。

関係筋によると、クシュナー氏の起用は一部の政権当局者や外部のアドバイザーが大統領に提案している。

ケリー氏の後任候補には先の大統領選でトランプ陣営の顧問を務めたデビッド・ボッシー氏の名前も挙がっている。同氏は13日、ホワイトハウスで会合に出席したが、大統領には面会しなかったとみられている。

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