ポーランド

添い寝してくれる 癒しの「ナース猫」

ポーランドのビドゴシュチュ(Bydgoszcz)動物保護施設に「ナース」と呼ばれる黒猫がいます。名前はラドメネサ(Rademenesa)。彼の仕事はケガや病気で弱った動物に添い寝をしてあげること。重病の猫でも、そばに彼がいるだけで落ち着いてスヤスヤと眠れるそうです。実は、猫が喉をゴロゴロ鳴らす音は、健康がすぐれない動物にとって癒しになるのです。

2014年、ラドメネサは生後2カ月の時に、動物保護施設に送られました。当時の彼は気道が感染して炎症を起こし、生きるかどうかの瀬戸際でした。獣医とスタッフの懸命な看護のもと、彼はようやく回復しました。その後、ラドメネサは重病の猫がいると、自ら進んで彼らを看病するようになったといいます。自分が助けられたから、他の猫にも助かってほしいと思っているのでしょうか。

ところで、ラドメネサは猫だけでなく、犬にも同じく添い寝をしてあげます。猫や犬を優しく抱っこしてあげたり、耳を舐めたりして、彼らが早く元気になるよう心を尽くして看病するのです。

病に倒れた動物の側に静かに寄り添うラドメネサ(KimfromNorway/Imgur)

 

喉をゴロゴロ鳴らして弱っている動物を看病する(KimfromNorway/Imgur)

 

動物を見守り、寄り添う。まるで心を尽くすナースのよう(KimfromNorway/Imgur)

 

ラドメネサが添い寝をすると安心する動物たち(KimfromNorway/Imgur)

 

動物の耳をなめて掃除してあげるラドメネサ (KimfromNorway/Imgur)

その他の【動物(かわいい&感動)】はこちら

(翻訳編集・豊山)

関連記事
社会で受ける様々なストレスに対し、心や体を癒すことが今ひとつのブームになっている。人気のある癒しの方法は、運動・マッサージ・腹式呼吸・ヨガ・太極拳・瞑想、そして芸術や音楽など
ジャスミンの甘い香りは精神を安定させる効果があり、副作用もないとドイツの研究者らが発表した。ジャスミンは古くからアロマテラピーに利用されており、その効果が科学的に証明された点
最近、米軍は戦場にいる兵士たちを素早く眠らせる「2分間で眠る方法」を公開しました。この1981年から使われた方法は、兵士が任務を遂行するとき睡眠不足のためにミスを犯すことを防止する為に採用されました。わずか2分で眠ることができますので、これからは睡眠のことでもう悩まなくてもいいかもしれません。
親が子どもの行いを正すために叱るのは親の責任です。しかし、子どもの心は繊細で、親の叱りにより、強いショックを受けることがあります。7つの状況は、避けた方がよい状況や場面です。
中国には「捜神記」という古くから伝わる書物があり、神話や超自然現象に関する伝説や短編物語が収められています。「捜神記」というタイトルは、日本語では「聖なるものを求めて」や「超自然を求めて」などという意味です。
「できた!」子どもは成功の喜びと失敗の悔しさを経験しながら大きくなっていきます。周りの誰しもがその成長をほほえましく見守っていることでしょう。子どもの発達段階に対する理解を深めるため、子供の発達科学を研究するゲセルインスティチュートはこのたび、幼児の成長パターンについて大規模な研究を行いました。
あらゆる物事が目まぐるしく変化する現代社会において、我々が生活する社会環境はますます複雑になってきています。日常生活の中では、どのように物事に対処すればよいのか困惑することもたたあるでしょう。すべてには限界があります。
個人主義と自分の利益を重視する現代社会。時には、人と人の繋がりや思いやりについて考えてみてはいかがでしょうか。微笑みの国・タイで制作された動画をご紹介します。「恩恵を受けるより、恩恵を施すことが大切。それによって得られるものは無限である」という不変のメッセージを伝えています。
近所づきあい、職場の人たち、家族の問題…昔から、悩みごとのほとんどを占めてきたのが人間関係です。米国人のレオ・ババウタさん(Leo Babauta)が自身の著名なブログ「禅の習慣」(Zen Habits)で、その解決方法を紹介しています。