米政府機関の閉鎖、1月まで続く可能性=大統領首席補佐官代行

[ワシントン 23日 ロイター] – 米大統領首席補佐官代行に指名されたマルバニー行政管理予算局(OMB)局長は23日、政府機関の一部閉鎖について、民主党が下院で過半数を占める新議会が招集される来年1月3日まで続く可能性があるとの見解を示した。

FOXニュース・サンデーで「この閉鎖は(12月)28日を過ぎて新議会まで続く可能性が高い」とし、クリスマス休暇があるため、「今後数日に事態が急に進展することはないだろう」と語った。

上院は22日、トランプ大統領が要求するメキシコ国境の壁建設費用を巡る与野党の対立を解消できないまま休会に入った。

マルバニー氏は、国境警備費用で民主党が主張する13億ドルとトランプ氏が求める50億ドルの間に収まる「対案」をホワイトハウスが提示したことを明らかにした。

民主党関係者によると、実際の交渉はホワイトハウスと協議している共和党のシェルビー議員(上院歳出委員会委員長)と民主党議員の間で行われているという。民主党が何を提案したかは明らかでない。

トランプ大統領は23日、ツイッターで国境警備強化の必要性を改めて強調。麻薬やギャングなどの流入を防ぐには国境に壁を築くことが「唯一の手段」となるとの考えを示した。

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