米裁判所、北朝鮮に5.01億ドルの賠償命令 ワームビア氏死亡で

[ワシントン 24日 ロイター] – 北朝鮮に拘束され米国に帰国直後に死亡した米国人大学生のオットー・ワームビア氏の遺族が北朝鮮に賠償を求めていた訴訟で、米首都ワシントンの連邦地方裁判所は24日、北朝鮮に対し5億0100万ドルの支払いを命じた。

ワームビア氏は2016年1月に北朝鮮で拘束され、17年6月に昏睡状態で米国に帰国。帰国直後に死亡した。同氏の両親は今年4月、北朝鮮に賠償を求める訴訟を起こしていた。

地裁のベリル・ハウェル判事は判決文で「北朝鮮はワームビア氏の拷問、人質、超法規的な殺人に責任がある」とした。

北朝鮮政府はワームビア氏の死亡はボツリヌス中毒症、および睡眠薬の摂取によるものとし、拷問の疑いは否定している。

米国は北朝鮮の非核化に向けて同国と協議を継続中。トランプ米大統領は24日にツイッターへの投稿で、北朝鮮問題の担当チームと24日に会議を行い、進展があったと説明。「金委員長との次回首脳会談を楽しみにしている」と述べた。

ただ、詳細は明らかにしていない。米高官は米朝首脳会談は年明けに行われる可能性が高いとしている。

*写真を付け、内容を追加します。

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