米国と対話の用意、ロシア大統領がトランプ大統領に書簡

[モスクワ 30日 ロイター] – ロシアのプーチン大統領は、トランプ米大統領に新年のあいさつの書簡を送り、「広範囲な課題」について対話の用意があると表明した。

米ロ首脳の会談は、7月にヘルシンキで行われたのが最後。11月末に20カ国・地域(G20)首脳会議にあわせて予定されていたが、ロシア軍のウクライナ艦船拿捕問題を受けて米国が中止していた。

ロシア大統領府が30日発表した声明によると「プーチン大統領は(ロシアと米国の)関係が戦略的安定と国際安全保障にとって最も重要な要因と強調した」とし「プーチン大統領は、最も広範囲な課題について米国と対話にオープンであると確認した」という。

タス通信によると、ラブロフ外相は、2019年に新たな協議の場を設けるかどうかは米国次第との認識を示し「この問題は米国側が対処すべきだ。わが国の大統領らは、米国側の準備が整えば協議の用意があると表明している」と述べた。

プーチン大統領は、中国の習近平国家主席、安倍晋三首相、メイ英首相など各国の首脳に書簡を送った。

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