トランプ米大統領、北朝鮮やイラン巡る情報機関トップの見解を一蹴

[ワシントン 30日 ロイター] – トランプ米大統領は30日、情報機関トップによる北朝鮮の核放棄を巡る考察を重要視しない考えを示したほか、イラン問題を巡り「過度に受け身でナイーブ」と批判した。

コーツ米国家情報長官は前日上院情報委員会で行った証言で、北朝鮮が実際に核兵器能力を放棄する公算は小さいとの認識を示した。さらに、イランは核爆弾製造を目指していないと述べ、トランプ大統領の見解とは対照的な考察を示した。

トランプ大統領はこの日ツイッターへの投稿で「情報機関はイランの脅威に関し、過度に受け身でナイーブのように見える。彼らは間違っている!」と批判。イランは「ぎりぎりのところまで近付いている」とし、「情報機関の人間は学校に行き直すべきだ!」と述べた。

北朝鮮については「米朝関係は史上最善の状況にある」とし、「非核化に向けまずまずの可能性がある」と強調した。その上で「近く金正恩朝鮮労働党委員長と会談することを心待ちにしている」と述べた。

また、シリアから米軍を撤収をする自身の決定を擁護。「米国は過激派組織『イスラム国(IS)』を打倒した」とし、ISがもはや脅威でないと強調した。

コーツ国家情報長官は、ISがシリアやイラクから近隣諸国や米国を含む西側諸国に攻撃を続けるとの認識を示している。

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