ベネズエラ検察、野党指名の国営石油会社取締役への捜査開始

[カラカス/ワシントン 14日 ロイター] – 政情混乱が続く南米ベネズエラのタレク・サーブ検事総長は14日、野党陣営が指名した国営石油会社PDVSA[PDVSA.UL]と米製油子会社シトゴ[PDVSAC.UL]の取締役について、捜査を開始したと明らかにした。

マドゥロ大統領が再選された昨年の大統領選は無効と主張する野党は大統領が掌握する原油収入を手に入れることを狙っており、野党が多数派の国会は前日、PDVSAなどの取締役らを独自に指名している。

サーブ検事総長は、野党陣営によるPDVSA取締役指名について「サーカスのよう」とツイート。外国を利するもので、国の不安定化につながるなどと批判した。

マドゥロ大統領寄りの最高裁は、指名された取締役らに出国禁止を命じた。一部は既にベネズエラ国外にいるとみられている。

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