GettyImages
忍をもって一歩退く

意地の悪い姑に気に入られる 古人のコツ

張晋は明の時代の人で、富貴な家の娘である劉さんを嫁に貰った。張晋の母親は、非常に専横で底意地の悪い人だったので、張家の上三人の息子の嫁はみなこれに我慢できず家を出て行った。ところが、四男の嫁として嫁いできた劉さんは、あにはからんや、この底意地の悪い姑にとても気に入られた。

多くの人がこれをいぶかしがった。なぜ姑が劉さんを受け入れたのだろうか?劉さんに尋ねたところ、次のような答えが返ってきた。「『従順』の二文字に尽きます。姑の説教と指示には全て従います。たとえ、礼儀に合わないことや女性がすべきではないことであっても、姑がするように言ったなら、その場で断ることはせず、後で機会を見つけて懇ろに姑に事の是非を説明するようにしました。説明するとき、冷静に落ち着いて穏やかであれば、往々にして、姑は私の話を聞いてくれました」。

劉さんがこのようにして姑に三年仕えるうちに、姑はなんと慈愛深くなった。その後張家では、たて続けに三人の息子が嫁を貰ったが、それ以来、姑による嫁いびりは起こらなくなったのである。

▶ 続きを読む
関連記事
考えすぎて前に進めないとき、その正体は「恐れ」かもしれません。不安や反芻思考に気づき、今この瞬間に戻るためのやさしい向き合い方を、実体験を通して伝えます。
「1日1万歩は無理…」と感じている人へ。最新研究が示すのは、七千歩でもがんや認知症リスクが大幅低下するという現実的な健康習慣。忙しい日本人の生活に合う、続けやすさと効果の理由を分かりやすく解説します。
中医学では、脾と胃は栄養吸収と代謝を支える要と考えられています。長芋、かぼちゃ、さつまいも、れんこんを通して、胃腸を整える食養生と血糖管理の関係を整理します。
膝関は、中医学で膝の負担と向き合うために用いられてきたツボです。痛みが出てからだけでなく、日常的なケアとして刺激するという考え方を紹介します。
冬は腎を中心に、体の土台を静かに整える季節と考えられています。黒豆を軸に五穀を組み合わせることで、五臓の巡りを穏やかに支える食養生の知恵を紹介します。