サンダース議員、再び米大統領選出馬へ 「多数のための政府を」

[ワシントン 19日 ロイター] – 米国のサンダース上院議員(77)は19日、2020年の米大統領選を巡り、民主党の大統領候補として再び出馬すると表明した。

無所属のサンダース氏は16年の大統領選で民主党の最有力候補であったクリントン元国務長官と争った。漸進的なポピュリストとして知られている。

サンダース氏は支持者向けの電子メールで出馬を表明。政府や政界に蔓延する特別な利害から離れ、大規模な草の根運動を広めると宣誓した。国民皆保険や最低賃金の引き上げ、公立大学の無償化など16年の選挙活動時に若年層の心を捉えた内容を今回も推進すると主張した。

同氏は「少数ではなく多数のための政府・経済を作っていきたい」と訴えた。

16年のクリントン氏との争いは勝つ見込みが低いとみなされていたが、指名候補として23州の支持を得た。民主党も左寄りになり、リベラル派と従来の民主党派の間に亀裂が生じた。

このたび、20年の大統領選の指名候補を巡る世論調査では有力者の一人として名前が挙がっている。ただ今回は同様の内容を主張して出馬表明している急進的なリベラル派が他にもいる。

民主党はますます多様化しているほか、サンダース氏が16年に支持を得ることに苦戦した女性や少数派の人たちが勢力を増している。こうした党との関係や、サンダース氏の年齢も疑問視される可能性がある。指名者を決める予備選挙や党員集会はアイオワ州で20年2月に始まる。

サンダース氏はシリアスXMラジオとのインタビューで「有権者には誰が最初にいたのか、誰が過去に問題を提起したのかを見ていただきたい」と語った。

*内容を追加しました。

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