米大統領、対中通商合意期限の延長示唆 「協議は良好」

[ワシントン 19日 ロイター] – トランプ米大統領は19日、中国との通商協議はうまくいっているとした上で、3月1日の合意期限の延長について検討していることを示唆した。

トランプ大統領はホワイトハウスで記者団に「協議は非常に複雑だ。極めてうまく進んでいる」とした上で、「正確な時期は言えないが、(3月1日の)期限は魔法が起きる日ではない。多くのことが起こり得る」と述べた。

さらに、計画通り関税を引き上げるのかが問題だとし、「中国がそうなってほしくないのは分かっている。だから回避に向けて迅速に行動しようとしているのだろう」と述べた。

米国は3月1日の期限までに協議が合意に至らなければ、中国からの輸入製品2000億ドル相当を対象とした関税を10%から25%に引き上げる方針。ただ、トランプ氏は期限延長を繰り返し示唆している。

米中協議はこの日、ワシントンで再開し、21日からは閣僚級会議が行われる。

*内容を追加しました。

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