中国の地方政府、2018年に歳入が計画下回る例相次ぐ=現地紙

[上海 21日 ロイター] – 中国の複数の地方政府が2018年初めに策定した歳入計画を達成できなかったため、同年末までに見込み額の修正を余儀なくされた。中国紙「21世紀経済報道」が21日に報じた。

報道によると、天津市政府の18年の歳入は2106億元(313億5000万ドル)と、前年から8.8%減少し、目標の達成率は94%にとどまった。

同市の財務局は、目標未達は政府による生産能力の削減と大気汚染対策が要因だと説明したという。

新疆ウイグル自治区もまた、歳入計画の達成率が95%にとどまった。減税や固定資産投資の減少、コモディティー価格の変動が理由だという。

他の地方政府は年初に立てた歳入計画を年末にかけてに下方修正した。

重慶市政府は11月に、歳入目標を当初から100億元引き下げ、2262億元とした。

江蘇省もまた同月に、目標を20億8000万元下方修正した。同省の18年の歳入は8630億元と、年初の見込み額を約30億元下回った。

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