中国の豪州産石炭輸入巡る報道、豪ドルの反応に驚き=豪中銀総裁

[シドニー 22日 ロイター] – オーストラリア準備銀行(中央銀行)のロウ総裁は22日、議会の経済委員会に出席し、中国北部・大連の港でオーストラリア産石炭の輸入が禁じられたとの報道を受けた豪ドルの反応に驚いたと述べた。

ロイターは、大連港の税関当局が2月初め以降、オーストラリアからの石炭輸入を禁止したと報道。これを受け、21日の取引で豪ドルは一時1%超下落した。

総裁は、大連港によるオーストラリア産石炭の輸入禁止が豪経済に「劇的な影響」を与えることはないと指摘。中国以外にも多くの国がオーストラリア産石炭を購入していると述べた。

総裁は報道に関する議員の質問に対し「これがオーストラリアに向けられたものと速断することはしない」と発言。「中国における環境問題や原料炭産業の収益性を巡る懸念に基づく動きである可能性もある。様子を見守る必要がある」と述べた。

関連記事
4月29日、最高裁は億万長者の起業家、イーロン・マスク氏の米証券取引委員会(SEC)との合意に対する異議申し立てを却下した。この合意は、法的監視機関がマスク氏のソーシャルメディアへの投稿を審査することを需めるものだ。
カナダの中国系教授が、中共が推進する先端技術と知的財産の窃取を目的とする「千人計画」に関わっており、これがカナダの国家安全にとって脅威になっている。
とんでもないおふざけと残酷なディストピアを力づくで押し付けようとする単一の方針が、これほど急速に地球全体を支配したことはない。2020年、コロナウイルスを封じ込めようとする無益な試みによって、これは起こった。
5月27日、世界保健機関(WHO)は年次世界保健総会(WHA)を開催する。アントニー・ブリンケン米国務長官は5月1日(水)、台湾にオブザーバーとして会議に参加するよう強く求めた。
4月23日、チェコ下院議会で法輪功迫害に関する公聴会が開かれた。プラツニク保健副外相は「法輪功学習者に対する臓器収奪は我が国だけでなく、世界中の議会で非難されている。到底容認できない行為だ」と強く述べた。