プラスチックごみの堆積する河で、釣り遊びをしている子供たち、上海で2004年撮影(LIU JIN/AFP/Getty Images)

枯渇する揚子江、重度の土壌汚染、効果的な環境対策講じられていない=中国環境問題専門家

中国環境問題専門家が最近、米大学で講義し、土壌、水のいずれも中国共産党当局は決定的な対策を講じておらず、海外組織に対する情報検閲と調査禁止により、汚染レベルの把握自体が難しいと述べた。

カリフォルニア大学ロサンゼルス校は、中国環境問題について調査する「中外対話(China Dialog)」創業者イザベル・ヒルトン氏を講師に招いた。同校公式ページで19日、ヒルトン氏のインタビュー記事を載せた。聞き手は同大法学アレックス・ワン教授。

ヒルトン氏は、中国の環境問題は大気汚染に注視されがちだが、水汚染はそれ以上に深刻だと語った。同氏によると、チベット高原を水源とし6000キロ流れて東シナ海に注ぐ「母なる河」揚子江(長江)は、数年前、流れが海に到達する前に、枯渇してしまうほどだったという。

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