トランプ米大統領、中国に農産品の関税撤廃求める

[ワシントン 1日 ロイター] – トランプ米大統領は1日、中国との貿易交渉が進展しているとし、農産品に対する全ての関税をすぐに撤廃するよう中国に要請した。

トランプ氏はまた、2000億ドル相当の中国製品に対する制裁関税の引き上げを延期すると明らかにした。

トランプ氏はツイッターに「通商協議がうまく進んでいることから、中国に対して、全ての農産品(牛肉と豚肉を含む)への関税を撤廃するよう求めた」と投稿。予定されていた中国製品への関税の10%から25%への引き上げを延期したと説明した。

「これは、国内農家、そして私にとり、非常に重要なことだ」と述べた。

共和党にとり国内農家は重要な支持基盤。米中貿易戦争はこれまで、農家に大きな打撃をもたらしてきた。中国は昨年、米国産の大豆や穀実用モロコシ、豚肉などに関税を課し、米国からの輸入を削減した。

これより数時間前に、米通商代表部(USTR)は、2000億ドル相当の中国製品への関税引き上げ延期に関する通知を公表した。[nL3N20Q0M1]

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