北朝鮮、米朝首脳会談のドキュメンタリー放映 物別れには触れず

[ソウル 7日 ロイター] – 北朝鮮の国営テレビは5日遅く、先週ベトナムの首都ハノイで行われた米朝首脳会談の模様を撮影した78分間のドキュメンタリー番組を放映した。

首脳会談は物別れに終わったが、番組では両首脳が笑顔で握手をする場面などを放映。金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が列車でベトナムに向かう様子のほか、9日間にわたってハノイに滞在しトランプ米大統領と会話する場面や、北朝鮮大使館を訪問する場面が収められている。

北朝鮮の国営メディアは、首脳会談が物別れに終わったことを報じていない。

番組のプレゼンターは「両国が、互いに認め合い尊敬するという原則に基づいて公正な提案をし、問題解決に向けた意欲と正しい姿勢を示して交渉に臨めば、紆余曲折と苦難を乗り越えて前進できる」と語った。

関連記事
全世界の若者から絶大な人気を博しているショートビデオ共有アプリTikTok。しかしアメリカでは最近、バイデン大統領がTikTokに関する新法に署名した。
中国共産党はWHOを代理人とし、米国に対する「ハサミ戦略」を始めるだろう。新たに進められているパンデミック条約がその引き金となる。
韓国最大の太陽光発電メーカーであるハンファ・ソリューションズ傘下のQcellsは中国江蘇省啓東市にある工場を6月30日に永久閉鎖する。
中国共産党の国家安全部が主導する研究機関は、AI技術とビッグデータを利用してカナダの華人議員の個人情報を密かに収集している。
米イエレン財務長官の最近の訪中は、新たな貿易戦争の予兆であるとする見方がある。イエレン氏は中国当局に対し、ダン […]