北朝鮮メディア、米朝会談物別れを初確認 「世論は米に責任」

[ワシントン/ソウル 8日 ロイタ] – 北朝鮮の国営メディアは8日、ハノイで先週開催された米朝首脳会談が物別れに終わったことを初めて確認した。その上で、合意する用意がなかった米国側に責任があると世論は批判していると指摘し、米国に対する不満をにじませた。

労働新聞は論説で「国内外の世論はハノイで開かれた米朝再会談が合意なく終わったことを残念に感じ、米国に責任があるとみている」と主張。

同時に、日本は米朝関係を「必死に妨害」し、合意が見送られたことに「拍手喝采」していると批判した。

トランプ大統領はこの日、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長との関係は良好だとあらためて述べた上で、北朝鮮がミサイル実験を再開すれば失望すると語った。

今週に入り、北朝鮮が昨年解体を開始したミサイル発射施設の一部を復旧し、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の製造施設で活動を開始したことが報じられている。[nL3N20U16O]

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