合意なきブレグジットの回避、極めて重要─欧州議会議長=報道

[ベルリン 9日 ロイター] – 欧州議会のタヤーニ議長はドイツのメディアに対し、英国が欧州連合(EU)との合意のないままEUを離脱することを回避することは極めて重要だと述べた。また、3月29日とされている英国のEU離脱日程について、最長でも数週間しか延期できないとの見解を示した。

タヤーニ議長はフンケ新聞グループとのインタビューで、「合意のないままのブレグジット(英国のEU離脱)という、最大の過ちの回避に関する問題だ」とし、このような離脱は英経済に大きな損害をもたらし、EUにも悪影響を与えると指摘。英国がEUに残留すれば喜ばしいと述べた。

また「離脱日程は最長で数週間しか延期できないと確信している。3月末から、最長で7月初めまでだ」と語った。

タヤーニ議長は、英国が延期理由を示す必要があると述べた。離脱を決定したのは英国で、「これは彼らの問題であって、われわれの問題ではない」と付け加えた。

このほか、ブレグジットが他のEU加盟国に離脱を思いとどまらせるとの見方を示し、「EUを変える必要はあるが、われわれは団結しなければならない」と述べた。

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