ドイツ、独自の5G基準導入へ ファーウェイ問題でメルケル首相

[ベルリン 12日 ロイター] – ドイツが第5世代移動通信システム(5G)入札で中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]を排除しない場合、米国はドイツとの情報共有の制限も辞さないと警告したことを受け、メルケル首相は12日、5Gに関してドイツ独自の基準を導入する方針を明らかにした。

メルケル氏は「とりわけ5G網の拡大を考慮した時、セキュリティーはドイツ政府にとって重大な懸案事項となる。したがって政府として独自の基準を設ける」とした上で「この問題について、欧州の同盟国や米国側と議論していく」と述べた。

ベルリンの在ドイツ米大使館は11日、同盟国が5Gで信頼できないベンダーの製品を使用すれば、将来的な米政府との機密情報の共有に制限がかかる可能性があると警告した。

こうした中、ファーウェイは12日、米国の行動は行き過ぎで、一国が政治力を使って営利事業を妨害すべきでないと批判した。

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