中国、大規模停電のベネズエラに電力復旧の支援申し出

[カラカス/マラカイボ(ベネズエラ) 13日 ロイター] – 先週発生した大規模停電による混乱がなお続くベネズエラに対して、中国が13日、電力システムの全面復旧に向けた支援を申し出た。

ベネズエラの大半の地域では電力供給が再開されたが、西部スリア州は引き続き電力が完全に復旧していない。同州にあるベネズエラ第2の都市マラカイボでは10日以降、大規模な略奪行為が起きるなど不穏な情勢が見られ、マドゥロ大統領が率いる左派政権は電力を確実に供給できるよう必死に取り組んでいる。

こうした中で中国が助力を表明。また中国は、停電が米国に後押しされた勢力の「破壊工作」だとするマドゥロ政権の見解も支持した。

ただベネズエラの反政府側の人々は、こうしたマドゥロ政権の主張を一蹴し、汚職や国営機関によって10年間も競争にさらされず電力システムを運営してきた結果だとの見方をしている。エネルギー企業の元幹部や地元エンジニアはロイターに、南部の水力発電所と全国の送電網をつなぐ電線に何らかの障害が発生して停電になった公算が大きいと話した。

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