欧州議会、ブレグジットの長期延期受け入れるべき=EU大統領

[ストラスブール 27日 ロイター] – 欧州連合(EU)のトゥスク大統領は27日、欧州議会議員に対し、EU残留を望む英国人を無視すべきではないと述べ、欧州議会はブレグジット(英国のEU離脱)の長期延期を受け入れるべきとの考えを示した。

同大統領は「あなた方は(EU基本条約)第50条(が定める離脱手続き)の無効化を求める請願に署名した600万人、国民投票(の再実施)を求めてデモを行った100万人、EU残留を望む大多数の人々に背くことはできない」と述べた。

大統領は短い演説の後にツイートし、英国が戦略の再考を望むなら欧州議会は(ブレグジットの)長期延期を受け入れるべきだと付け加えた。

一方、欧州委員会のユンケル委員長は、英議会がこの日、離脱に関するさまざまな選択肢への支持を探る投票を行うのを前に、英国側の意図がますます不可解になっていると指摘。

EU側のバルニエ首席交渉官も、英国が選択を行い、決定結果を受け入れる時が来たと語った。

また、欧州議会のブレグジット担当であるフェルホフスタット議員(ベルギー)は、4月中旬まで英国に時間を与えることで、大多数が合意あるブレグジットでまとまることを望んでいるとしたほか、英国が将来的にEUに復帰することを信じていると述べた。

*内容を追加しました。

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