ロシア疑惑、米共和党が反撃へ FBIなどの捜査動機を究明

[ワシントン 27日 ロイター] – 米議会上院の国土安全保障委員会のロン・ジョンソン委員長(共和党)は27日、連邦捜査局(FBI)や司法省が2016年の米大統領選にロシアが介入した疑惑の捜査に踏み切った動機を究明する意向を示した。

ロシア疑惑の捜査を巡っては、上院司法委員会のグラム委員長(共和党)が今週、FBIなどが不適切な方法で行わなかったかを調査すると表明。バー司法長官に特別検察官の任命を要請すると明らかにしている。

ジョンソン委員長は「捜査はFBIのメンバーや司法省、諜報機関のコミュニティーによりどのように進められたかが不明だ。オバマ政権下でこれらの機関に偏見があったことをわれわれは十分認識している」と述べ、上院司法委員会と協力して調査するため、グラム委員長と話し合っていると明らかにした。

共和党議員が注目しているのは、トランプ陣営の外交政策顧問を務めたカーター・ペイジ氏への通信傍受を行うための外国諜報活動偵察法(FISA)に基づく令状。FBIが令状請求で深刻な間違いを犯した可能性があると共和党議員は指摘している。

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