中国、米国製自動車への追加関税停止を継続 通商協議に配慮

[北京 31日 ロイター] – 中国国務院(内閣に相当)は31日、米国から輸入する自動車および自動車部品に対する追加関税の適用を4月1日以降も引き続き停止すると発表した。

中国は昨年12月、米国製自動車および部品に対する25%の追加関税適用を1月から3カ月間停止すると発表していた。[nL3N1YJ3NQ]

国務院は停止措置の継続について「両国間で行われている通商協議の良好な雰囲気を保つ」ことが狙いとし、「対中関税の引き上げを延期した米国の決定に対する前向きな対応であり、二国間貿易交渉の推進に向けて(中国側が)講じる具体的な措置だ」と説明した。

その上で「米国が中国と協力して協議を加速し、貿易摩擦の終結という目標に向けて具体的な取り組みを実施できることを望む」と表明した。

停止措置の終了時期については別途発表するとした。

トランプ米大統領は29日、中国との通商協議は非常に良好に進んでいるとの見方を示した。一方で、「偉大な取引」といえない合意は受け入れないとけん制した。

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