今週のNATO外相会合、ロシアの軍事的脅威など議論へ=米高官

[ワシントン 2日 ロイター] – 米国務省高官は2日、ワシントンで3日から開かれる北大西洋条約機構(NATO)外相会合ではロシアがもたらすあらゆる軍事的脅威のほか、加盟国の軍事費負担について話し合うと明らかにした。

高官によると、加盟国は黒海地域でのNATOの軍事力強化に向けた一連の措置で合意を目指す。黒海では昨年、ロシアがウクライナ艦船を拿捕(だほ)し、対立の火種となった。

高官は「黒海地域での防衛・抑止の姿勢が焦点になる」と述べ、4日の全体会議では中距離核戦力(INF)廃棄条約の問題を含めロシアに焦点を当てるとした。

米国は、ロシアがINF廃棄条約違反を改めなければ条約から離脱すると表明している。

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