トランプ氏元顧問、中国のビザ発給遅れでフォーラムに出席できず

[ワシントン 18日 ロイター] – 元米国防総省当局者でトランプ大統領の政権移行チームのメンバーだったマイケル・ピルズベリー氏が、在ワシントンの中国大使館からビザが発給されず、中国でのフォーラムに出席できなかったことが分かった。

同氏が17日にロイターに語ったところによると、3月22日にビザの申請を行ったが、発給が間に合わず、4月14日の北京でのイベントに参加できなかったという。

同氏は「これは何かの微妙なメッセージなのか、単なる間違いなのか」と疑問を投げ掛け、依然として「ビザが発行されるのを辛抱強く待っている」と述べた。

在ワシントンの中国大使館はコメント要請に応じていない。

ピルズベリー氏は、一部の中国の学者らが米国のビザ発給を制限されたことへの報復措置として、ビザ発給が遅れている可能性があるとの見方を示した。米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は14日、米国のビザ発給が取り消されたとの中国の学者らの発言を報じた。

ピルズベリー氏によると、同氏が招待されていたのは、中国の政府系シンクタンク「中国グローバル化研究センター(CCG)」が中国商務省傘下の協会と共同で主催したフォーラム。

著名シンクタンク、ハドソン研究所の中国専門シニアフェローでもある同氏は、米中関係の緊張に関するパネルディスカッションに参加する予定だった。

ニューヨークに拠点を置くアジア協会の広報担当者によると、同協会の専門家の1人、ウェンディ・カトラー氏も、同フォーラムに出席するためのビザが発給されなかったという。

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