米、産業スパイでGE元技術者ら起訴 「中国が金銭など支援」

[ワシントン 23日 ロイター] – 米司法省は、中国に利益をもたらすために産業スパイ活動を行い、米ゼネラル・エレクトリック(GE)<GE.N>から企業秘密の窃盗を企てたとして、GE元技術者と中国人実業家の2人を正式起訴した。司法省が23日、起訴状を公表した。

米政府は今回初めて、GEを巡る産業スパイ活動が中国の利益のために行われ、中国政府がこれに「金銭面などの支援」を提供していたとの公式見解を示した。

起訴状によると、2人は14件の罪で18日に起訴された。鄭小清(Xiaoqing Zheng)被告(56)は職場だったGEパワー&ウォーターでガス・蒸気タービンの設計などに関するデータを含んだ複数の電子ファイルを暗号化して盗み、それらを電子メールで中国にいる実業家のZhaoxi Zhang被告に送付した。

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