米、対イラン追加制裁「早急に」発動も 欧州に警告

[ワシントン 8日 ロイター] – 米国は8日、イランに対する追加制裁を「かなり早急に」発動する可能性を示した。欧州に対し、米制裁を回避する目的でドルを使わないシステムを通じイランと取引しないよう警告した。

イランのロウハニ大統領は同日、2015年の核合意について一部の履行を停止したと明らかにした上で、参加国が合意に基づく約束を守らなければ、高レベルのウラン濃縮を再開すると警告した。

モリソン米大統領特別補佐官は会合で、イランの核合意一部履行停止について「欧州に対する核の脅しに他ならない。今は各国が結束してイランの核を巡る不正行為を厳しく非難し、米側の要求に従うよう圧力を強める時だ」と述べた。

イランへの制裁は終わっていないとした上で「追加制裁が早急にあると思う」と語った。

また、欧州諸国が対イラン制裁を阻害しようとすれば、直ちに行動する方針も表明した。欧州諸国が設立した米国の対イラン制裁を回避するための特別目的事業体(SPV)に触れ、こうしたものへの投資や関与は非常にまずい選択だとした。

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