米国務長官、英の対中姿勢批判 「サッチャー氏なら沈黙しない」

[ロンドン 8日 ロイター] – 米国のポンペオ国務長官は8日、中国や通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]に対する英国の姿勢を批判し、「鉄の女」として知られたサッチャー元首相ならより強硬な姿勢を取っていたという認識を示した。

英国との機密情報共有が妨げられる可能性にも触れた。

英国はファーウェイの次世代通信規格「5G」参入を限定的に容認する方針とされる。

ポンペオ氏は演説で「自問してほしい。中国が汚職や強要によって各国の主権を侵害するとき、『鉄の女』は沈黙するだろうか」と指摘。「安全性が不十分な状態なら、信頼するネットワーク内で一定の情報を共有しにくくなるだろう。西側陣営を分断するこうした事態こそ中国が望んでいる」と述べた。

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