原油先物が下落、米中貿易摩擦激化が重し 序盤は上昇

[ニューヨーク 13日 ロイター] – 原油先物が米国時間で下落。中東での石油タンカー攻撃を受け、序盤は上昇していたが、米中貿易摩擦の激化が重しとなった。

北海ブレント先物<LCOc1>7月限の清算値は0.39ドル安の1バレル=70.23ドル。序盤には72.58ドルまで上昇する場面があった。

米WTI先物<CLc1>は0.62ドル安の1バレル=61.04ドル。序盤には63.33ドルを付けた。

リポー・オイル・アソシエーツ(ヒューストン)のプレジデント、アンドリュー・リポー氏は「株式市場の急落が原油価格を押し下げた」と指摘。「中東でのタンカー攻撃がなければ一段と下落していた」と述べた。

サウジアラビアのファリハ・エネルギー相は13日、同国の石油タンカー2隻が12日、アラブ首長国連邦(UAE)フジャイラの沖合いで「意図的な妨害行為」の標的になったと明らかにした。

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